身近なプジョーと言えば、自動車のほかに’プジョーサイクル’も有名です。
街中でもプジョーのマウンテンバイクに乗っている方をよく見掛けます。
プジョー自転車の歴史は古く、1882年まで遡ります。
オートモビル・プジョーの父アルマン・プジョーは、
プジョー社のエンジニアとして英国留学していたが
当時世界最先端だった自転車技術に魅せられ、自転車製造を創めました。
自動車を創り始めたのが1889年ですから、それよりも前のことです。
下の写真の左側、テレビなどで見た方もあるかと思いますが、
後輪より前輪が大きく、その前輪にペダルが付けられているタイプが始まりです。
自転車’ロードレーサー’を競技として使うロードレースの起源はヨーロッパです。
その頂点には「ツール・ド・フランス」があります。
3週間で4000kmを走破する過酷なレースです。
プジョーはその「ツール・ド・フランス」に1903年の第1回大会から参加し、
チーム優勝は8回にのぼります。
ロードレーサーは見るからに細いタイヤ、わずか9kgにも満たない重量で、
峠を上り、時速100km以上で峠を下っていく、一見、単純な構造にみえますが、
その中には最先端の技術が詰め込まれています。
トップの写真はプジョーが「ツール・ド・フランス」に参加した
1997年ごろのロードレーサーです。
フレーム素材はスチールの薄いパイプを使っているため、
溶接には高い技術が必要です。
シートステーは手曲げ加工されています。
プジョーはそれまで育まれてきた製鋼技術と
ヨーロッパのものづくりにこだわる職人気質によって、
自転車、自動車製造にまで発展させることができたのだと思います。
私も仲間と連れ立ってサイクルツーリングをします。
1日で80kmの距離を走ることもあり、
最後には、へとへとになってくることもあります。
しかし、自分の力だけでスピードを出す感覚は、
ほかのものでは得難いものがあります。
峠を登りきった達成感も素晴らしいです。
車の渋滞も関係ありません。
また、仲間との会話も楽しいものです。
みなさんもプジョーサイクルで出かけてみてはいががでしょうか。
何か新しい発見に出会えるかもしれませんね。
プジョーサイクルはプジョーディーラーにて販売中です。
アフターサービス 下山